神奈川県司法書士会小田原支部の支部長を務める 森本 紗代さん 小田原市南町在住 41歳
安心に寄り添う
○…相模川以西の3市10町で構成される司法書士会小田原支部の支部長に6月から就任した。これまで副支部長や会計など役員を11年務め、「そろそろやらないといけないかな」とまとめ役を引き受けた。研修会のオンライン化や、情報社会の発達により、個人で知識を得やすくなったことで会員同士の交流が減少。「横のつながりをもっと広げていけたら」と関係づくりに意欲を見せる。
○…奈良県出身。司法書士事務所で働いていた母から仕事の話を聞く中で、「子育てと両立ができる仕事」と高校2年生で進路を決断。当時の夢は「自分の名前が書いてある事務所を持つことでした」と笑みを浮かべる。関西大学法学部を卒業して2年後に司法書士試験に合格。都内の事務所で経験を積んだのち、26歳で独立。結婚を機に移り住んだ小田原に事務所を構えた。
○…主に相続や不動産の名義変更、会社設立の手続きなど、登記業務を中心に幅広く対応する。フットワークの軽さを生かし、小田原市内に限らず、東京や静岡まで出向くことも。女性からの依頼も多く、「何から進めればいいかわからない人も多い。世間話を交えながら、安心して話してもらえるよう心がけている」
○…大学時代は全国を旅して歩いたほどのアウトドア好き。現在も時間ができると、山中湖1周や金時山を登るなど自然を楽しむ。内陸育ちだけに、小田原に移住してからは海にも魅了され、夏には毎年夫と小学生の子どもと磯遊びでのカニ捕りに熱中する。「気づいたら家族の誰よりも熱中していて、ほっといたら何時間でもやっている」と笑う。富士山を望み、商店が並ぶ、山も海もある小田原ならではの暮らしを満喫しているようだ。
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