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公開日:2026.01.24
小田原署管内
特殊詐欺被害5億円超
警察官かたる手口増加
小田原警察署管内で昨年発生した特殊詐欺の被害額が、5億1875万円に上ったことが同署への取材で分かった。件数は71件で前年から25件増加。中でも、警察官をかたる手口を中心とした「オレオレ詐欺」の被害が目立った。
特殊詐欺の内訳は、「オレオレ詐欺」が最多の57件で全体の8割に上り、被害額は4億3590万円だった。中でも警察官を装って現金をだまし取る「警察官かたり」が急増しているといい、オレオレ詐欺被害の6割が警察官をかたる手口だった。
手口の多くは遠方の警察署からの電話を偽り、「詐欺事件の被疑者になっている」などと出頭を要請。電話番号の末尾が「0110」に偽装された国際電話を利用するなど、詐欺と気づかず応対してしまう恐れもある。その後はメッセージアプリのLINE電話を使ったやり取りに切り替え、警察手帳や逮捕状のようなものを画面上に映して相手を信じ込ませるという。
同署生活安全課の署員は「警察官がLINEなどを利用して電話をかけることは絶対にない」と注意を呼び掛け、「不審に感じたら電話を切り、相手が名乗った警察署に折り返しの電話をかけるか、小田原署に相談してほしい」と話す。
投資・ロマンス詐欺も
特殊詐欺以外の手口では、SNSを悪用した「投資・ロマンス詐欺」の被害も増加傾向にある。
著名人の画像を無断で使用して投資に勧誘したり、恋愛話を持ち掛けたりして現金をだまし取る手口で、比較的若い世代が被害に遭う危険性もあるという。同署管内では、昨年1年間に6件の被害が発生し、被害額は約1億5千万円に上った。
同署は「被害に遭っていることに気付かずお金をだまし取られ続ける人もおり、認知件数は氷山の一角」と警戒する。これらの手口では、金融機関の窓口ではなくインターネットバンキングを利用した送金が行われることも多く、被害が発覚しづらく被害額が高額になる恐れもあるという。
特殊詐欺などに関する相談は同署【電話】0465・32・0110。
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