河村城址で子孫らが献香 戦国時代に思いを馳せ「河村祭」
河村城址保存会(清水正己会長)が9月30日、山北町の河村城址の本城郭で「河村祭」を開催した。
河村祭は山北の地に領した初代河村秀高氏以来の河村氏の往時を偲び、献香などを行うもので22回目。昨年まで河村氏の菩提寺である般若院で行われていたが、今回は河村氏が居城とした河村城址の公園整備が進んでいることから、記念碑が建立されている本城郭の周辺で実施された。会場には同保存会、町議会議員、自治会、町役場や団体関係者の他、河村氏の子孫も東京、神奈川、大阪、山形、岩手、山梨、三重から駆けつけ、総勢85人が集まった。来賓として湯川裕司山北町長、池谷荘次郎議会議長、杉本透県議が訪れた。
祭事の後の懇親会では、「濠は壊れ井は廃れて榛荊に歿し…」で始まる「河村城址」の詩吟などが披露され、山北町文化財保護委員の安藤文一氏による、河村城にまつわる話しなどもあった。参加者らは保存会により用意された、山形県産の本場の芋煮鍋に舌鼓を打ちながら交流を深め、戦国時代の歴史絵巻に思いを馳せていた。
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催しいっぱいセンター祭り4月20日 |
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