小田原市は、現在の小田原市斎場敷地内(小田原市久野)に建設を予定していた広域斎場を、新しい市の斎場として小田原市単独で建設すると発表した。
2月7日に行われた小田原市議会総務常任委員会で発表された。市単独での建設について小田原市環境政策課は「広域斎場としての建設に、地元自治会の理解が得られなかったため」としている。
広域斎場は小田原市と斎場を持たない県政地域の1市5町(南足柄市、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町)が2006年度、県西地域広域斎場建設協議会を設置し、検討を続けてきた。
当初は、小田原市斎場と隣接する南足柄市三竹の土地を取得する予定だったが、地権者からの了解を得られずに断念。昨年2月、建設候補地を現小田原市斎場の敷地内に新設するとしていた。
新斎場は増加傾向にある火葬件数に対応するため、現在6基ある火葬炉を10基に増やす。建設や維持管理については民間の力を活用するPFI手法を導入する。工事は小田原市単独となるが、1市5町からは火葬の委託を受ける。また建替え費用について環境政策課では、検討の上、各市町から負担を求めていくことを示唆した。
工事は来年度から事前調査に入り、16年度に着手。18年4月1日の供用開始を予定している。
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