南足柄市の子どもたちが、平和への想いや交通安全への祈りを込めて千羽鶴を作った。それぞれ加藤修平市長と鎌田耕造松田警察署長に手渡した。
次世代を担う子どもたちに戦争について学び、平和な世の中を思う心を養ってもらおうと南足柄市はおよそ30年前から市内小中学校と市民を対象にした「平和を願う折鶴事業」を行っている。今年は過去最高の14万羽の鶴が集まった。
19日に市役所を訪れた南足柄小、岡本小、岩原小、岡本中の児童生徒14人は加藤市長に千羽鶴を託した=写真上。澤田諒さん(南足柄小6年)は「1年生から6年生でグループになり、教えあいながら作った。これから授業で太平洋戦争について教わるのでしっかり勉強したい」と話した。
千羽鶴は25日に、平和式典が行われる広島市と長崎市にそれぞれ送る。
華綾幼稚園と華綾保育園では3歳児から5歳児までの267人が保護者と鶴を折った。この活動は南足柄市交通安全母の会が主催。両園では30年以上前から続けている。
今年も約3千羽を折り「おうだんほどうをわたります」などと書いた短冊を付けて千羽鶴にした。22日に園児6人が代表して松田署に届けた=写真下。
鎌田署長は「今年は事故が多いので、交通道徳の啓発に大変役に立つ。大切に飾りたい」と話した。
松田署管内で今年1月から7月21日までに発生した交通事故の発生数は210件で、昨年の同時期よりも35件多い。負傷者も増加しており、68人増の275人。
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