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静岡県小山町 「映像のメッカに」 地方創生で“ロケ地”機能強化へ

文化

掲載号:2016年12月17日号

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込山正秀小山町長(右)とFCの深澤理事長(左2人目)
込山正秀小山町長(右)とFCの深澤理事長(左2人目)

 国道246号線の山北町清水橋から車で20分、静岡県駿東郡小山町竹之下に小山町が推進する「フィルムコミッション(FC)」の拠点施設『小山フィルムファクトリー』がある。

 FCとは映画やテレビ、CMなど映像作品の撮影を地域ぐるみで支援する組織で、撮影隊による直接的な経済効果をはじめ作品のシーンに登場することによる観光振興に効果を発揮している。足柄上地域では1市5町が2004年に「FCあしがら」を設立して撮影誘致を推進したがすでに組織が解散。現在は各自治体が個別に対応している。県西部では小田原市と秦野市がFCに取り組んでいる。

 小山町は2002年にFC事業をスタートさせた。11年には役場内にフィルムコミッション支援室を設置し、廃止した町立体育館や公民館をスタジオ化して受け入れ態勢を強化した。

 13年には支援室を課に格上げし、今年度は旧労働金庫富士研修センターの施設を含む約2・5ヘクタールの用地を町が取得し、6月に元職員らが設立したNPO法人小山町フィルムコミッション(深澤高治理事長)に施設を含むFCの運営を移管し、民間の視点で稼ぐ力を発揮して経済効果を高めることを目指している。

 地方創生加速化交付金(4千万円)を活用して8月から「スタジオタウン小山構築業務」に着手。来年3月までに情報発信や映像関連の人材づくりを強化し、東京都内でプロモーションイベントも開催して「映像のメッカ」を目指す。

 小山町によると2015年度は年間178件の撮影を誘致し、8400万円の経済効果があった。

 この施設の近くには東名高速道路の足柄サービスエリアがあり、町が購入した敷地内ではフィルムファクトリーと連動したホテルの開業も予定されている。

 12月10日には小山フィルムファクトリーで「スタジオタウン小山構想」をPRするフォーラムが開催され、今夏に映像作品を滞在制作した大阪電気通信大学と多摩美術大学の学生らが完成した作品を発表。町民ら約100人が参加してシンポジウムを開くなど機運が高まっている。

FCのシンポジウムには100人が参加した =12月10日小山町
FCのシンポジウムには100人が参加した =12月10日小山町

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