開成駅を挟む東西の街路樹に飛来するムクドリを追い払うため、開成町役場が今年8月からタカによる追い払いに取り組んできた。11月24日には最終の作業があり、静岡県浜松市からやってきた鷹匠の田中実さん(42)=株式会社鷹匠社長が猛禽類のタカを使った駆除を2時間ほど行った。
群れをつくり毎年6月ごろに飛来するムクドリは、駅周辺の街路樹をねぐらにしている。夏から秋にかけて辺りの木にすみつき、駅の利用者や買い物客が大きな鳴き声とフンによる悪臭被害などを訴えていた。
昨年12月には星野洋一町議(60)が議会でこの問題を取り上げ、景観を損ねずにムクドリを追いやるタカによる駆除を提案。町もムクドリのねぐらとなっている樹木の剪定を定期的に実施していたが「効果には限界があり、剪定による力環境の影響も考慮する必要がある」とし、タカによる駆除を検討していた。
こうしたなか2017年度当初予算に町が80万円の駆除費を計上し、千葉県我孫子市の実例をもとに鷹匠の田中さんに白羽の矢を立てた。
8月から全8回の作業を見守った町の職員は「作業前は群れで空が黒くなる異様な光景が当たり前だったが群れの数は目に見えて減った。作業中に駅の利用者から感謝の言葉をかけてもらった」と話していた。
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