南足柄市中沼の会社役員後藤憲彦さん(73)が、私財を投じて6年がかりで製作したミニ蒸気機関車(SL)「マゴイチ号」と「金太郎号」の2両がこのほど完成し、後藤さんが市に寄贈した。4月7日にチューリップ観賞会が開催された中部公民館で贈呈式とお披露目があり、ライブスチームを走らせる会(阪之上清以紀代表)のメンバーが運転士を務め来場した子どもたちを順番に乗せて約150メートルのレールを走行した。
機械部品の加工業を営む後藤さんは、2014年にシェイ式機関車をモデルにしたミニSLづくりを開始。「子どもたちに科学のおもしろさを伝えたい」とネジ一本から自ら加工。蒸気機関車の心臓部ともいえるクランクシフトは試行錯誤を重ね24本を製作した。
「孫や子どもたちを乗せて走りたい」という思いから試験運行による改良を加え、目標としていたチューリップの時季に本格運行にこぎつけた。
後藤さんは「次はデゴイチ(D51)を作る。4年でできる」と、次なる目標を立て「たくさんの子どもたちに乗ってもらいたい」とも話していた。
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