松田町にある「学校法人立花学園(込山英弥理事長)」が4月27日、創立90周年を記念して同校で式典、湯本富士屋ホテルで関係者を招き「感謝の集い」を行い、90年の節目を祝った。
立花学園は1928(昭和3)年5月5日開校の「松田和洋裁縫女学校」が前身。足柄上郡初の女学校として創設した込山弥六・安子夫妻は「日本女性の優しく控えめな中にも強さを忍ばせた『ナデシコ』の花のような優しさと、家を守る堅実な女性の育成」を教育理念に掲げ、生徒13人で学校運営をスタートした。
4度の校名変更を経て51年、「学校法人立花学園」に組織変更、53年に夫妻の息子の起一郎氏が理事長に就任し、62年に男女共学の「立花学園松田高等学校」となった。92年に校名が「立花学園高等学校」となり、現在は創立者の孫にあたる英弥氏が理事長と学校長を兼務し、およそ1200人の生徒が在籍する県西地域有数の高校となった。
積極的な地域活動
同校の校訓は「誠実・実践・奉仕」で地域貢献にも力を入れるのが特徴。河川敷清掃やロータリークラブ提唱のインターアクトクラブの奉仕活動、総合型地域スポーツクラブ「松田ゆいスポーツクラブ」と連携して生徒が地元の小学生にスポーツの楽しさを伝えるなど積極的に活動している。
この日の式典で生徒会長の藤田雄地さん(3年)は「90年の長い歳月には喜びや悲しみなどたくさんのドラマがあったと思う。90年という節目を出発点に先輩方が築いた良き伝統を引き継いでいきたい」と話した。
込山理事長は「学園発展のためにご尽力いただいた方々、温かく応援してくださった地域の皆様に心よりお礼を申し上げます。今後も地域の方にかわいがってもらえる学園にしたい」と話した。
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