開成町のあしがり郷「瀬戸屋敷」の指定管理者・(株)オリエンタルコンサルタンツが、運営2期目に向けたビジョンを明らかにした。
2017年4月から同施設を運営している同社は、訪れたすべての人に癒しを与える「地元」であり「実家」のような、居心地の良い地域づくりを目指した。同時に、38年ぶりに自家醸造を再開した瀬戸酒造店の運営も手掛け、「発酵」をテーマにした食品開発にも取り組み、両施設で連携した地域づくりに努めてきた。
次期については、訪れたすべての人をもてなし、開成町の魅力を感じてもらい、ファンになってもらう地域づくりを目指す。瀬戸屋敷と瀬戸酒造店をはじめとした多様な組織体が相互に連携し、相乗効果の生まれる取り組みを推進する。
運営のテーマとしては、地域のファンになってもらうための「感動してもらう仕組み」の構築に努めるという。そのために「地域の素材」「発酵文化のストーリー」等ファンをつくるコンテンツを充実させる構えだ。
また、農水省の農山漁村振興交付金(農泊推進事業)に瀬戸酒造店を中心とする開成町農泊推進協議会の提案が採択された。瀬戸屋敷を中心とした農業体験や、味噌、甘酒、麹などの発酵食品作りなどの体験コンテンツを充実させ、首都圏のファミリー層や外国人観光客をもてなし、ファンの拡充を計画している。
瀬戸屋敷は来年4月に指定管理者の更新期を迎え、開成町が次期の運営者を選定する。
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