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足柄高校野球部 1試合のみの夏 舞岡高校との交流試合へ

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掲載号:2020年7月25日号

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「笑顔で終わりたい」と意気込む足柄高校のナイン
「笑顔で終わりたい」と意気込む足柄高校のナイン

 新型コロナの影響で中止が決まった「第102回全国高校野球選手権神奈川大会」。8月1日(土)からはこの代替大会として「令和2年度神奈川県高等学校野球大会」が行われる。大会はトーナメント方式と勝敗に関わらず一戦限り、そして不参加という選択ができたが、足柄高校は1試合のみを選択。8月4日に同じ選択をした舞岡高校と大会唯一の「交流試合」として対戦する。

 6月に代替大会の開催が決まると、臨時休校中だったこともあり、3年生7人が中心となり、スマホアプリを介して、話し合いを重ねてきた。由比藤大介監督は「毎年のようにトーナメントでいきたい」という旨をあらかじめ3年生に伝え、選手だけで話し合うことに。

 長谷川駿将主将は「大会が自分たちの中で何なのか」を仲間に問いかけると部員たちからは「今まで頑張ってきたことの集大成」「3年生マネージャー2人を勝って共にベンチ入させてあげたい」といった意見があがった。長谷川主将は「トーナメントで戦いたい。でも俺たちには今後の人生もある。1試合にしないか」と重い口を開くと、意見は真っ二つになった。

 3年生マネージャーの阿久根優香さんと今村みふゆさんは「どんな結論になっても最後までサポートすることに変わりはない」と約束。「例え1つ勝ってもその後、全員が揃うことが難しい」という現実を踏まえ、「皆でやり切って引退しよう」と1試合にすべてを尽くす結論を出した。

 登校再開から1カ月が経った7月1日に練習を再開。長谷川主将とエース大森一輝投手のバッテリーは投球練習を行うなどグラウンドに活気が戻った。大森投手は「体が重くてきつかった」と振り返れば、長谷川主将も「慣れたグラウンドなのに新鮮だった」と阿吽の呼吸を楽しんだ。

 大会開幕まで残り数日。「試合が出来ることが当たり前ではない。全員で楽しんでプレーし、最後は笑顔で終わりたい」と口を揃える部員たちの思いは今一つになっている。

 なお、大井と吉田島は部員不足のため今大会には出場しない。

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