完成したコラボ商品を手にする巻嶋さん
「マルちゃん」ブランドで知られる東洋水産（株）（東京都港区）と小田原タンメン総本店（小田原市東町）が協力して開発したチルド麺「マルちゃん 小田原タンメン総本店監修 昔ながらのタンメン」が９月１日から関東・静岡・中京地区で販売されている。
炒めた豚肉や野菜を塩ベースのスープに加えて麺と合わせる「タンメン」は、横浜が発祥と言われている。かまぼこを加えるなどしてアレンジを加えた「小田原タンメン」は約２年前に、小田原タンメン総本店の開店とともに生まれたオリジナルメニュー。同店の責任者・巻嶋崇さんは「父親が亡くなり兄と店を継いだ。もともとチェーン店だった店舗を趣向を変えて再スタートしたからこそ、今回のコラボが実現した」と振り返る。
約３カ月前から開発が進み、味の再現度を上げるための試行錯誤を重ねたという。「初めにスープのベースを作っていただいたが、本物にかなり近かった」。東洋水産の社員だけではなく、今村将也社長も小田原の店舗に通っていたと聞き、驚いたという。
同商品は、フライパンで炒めた具材と合わせるだけで調理可能で、東洋水産の担当者は「簡単に調理できて、野菜不足なども解消できる商品を作るべく開発を進めた」と話す。メーカー希望小売価格は１８１円（税込み）。商品に関する問い合わせは、東洋水産（株）お客様相談室【電話】０１２０・１８１・８７４。
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