足柄 トップニュース経済
公開日:2021.12.11
松田山ハーブ館
展望台の床を底上げ
「絶景」より見やすく
円筒形の建物が特徴の松田山ハーブガーデン・ハーブ館の3階がこのほどリニューアルした。レストランとして営業していたが、当面の間休業となるため、展望台として開放。床の高さを上げ、子どもの目の高さでも足柄平野の絶景を楽しめるようにした。
松田山ハーブガーデンはイルミネーションで賑わう西平畑公園にある。展望台からは足柄平野を眼下に望み、富士山や箱根連山、相模湾も一望できる憩いの場として町民はもとより近隣住民からも親しまれている。
これまでは、構造上、小さい子どもが景色を楽しむには保護者が子どもを抱えて見せる必要があった。また、テーブル席から座った状態では景色が見えにくいという声もあった。そこで運営する町は、新型コロナの影響で閉園していた期間に展望台の工事と内装のリノベーションを行うことを決めた。新しくなった床面は、これまでより20cm高くなり、窓からやや離れた位置のテーブル席からでも外の景色を楽しめるようになった。
このほか、ガラス面に遮熱効果のあるフィルムを貼り付け、室内壁面をラベンダー色へ塗り替え、エレベーター出口から室内までの段差をスロープにするなど、より利用者の快適性を意識し作り替えた。
町観光経済課の担当者は「とてもきれいになりました。多くの人のここからの景色を楽しんでほしい」と話す。今後、手すりの設置や車いすでも入場しやすいようにさらに改良していくという。入場自由で、金・土・日午前9時〜午後4時(17日〜26日は午後5時〜9時も可)
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