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公開日:2022.02.26

山北町
D52のレール延伸へ
後方へ最長30メートル

  • 延伸を予定している公園西側を示す町職員

 山北町鉄道公園の蒸気機関車D52の線路延伸計画で、このほど町の担当者は本紙の取材に対し「後方へ25メートル。最長で30mはいけるのではないか」と答えた。2022年度は延伸を見据えた公園整備に着手し、23年度に延伸の線路設置等の工事を計画している。公園整備事業に関する予算が22年度予算案に盛り込まれており、3月議会で審議される。

 かつて鉄道の町として栄えた山北町の象徴ともいえるD52は、地方創生交付金を使い16年に動態化を実現した。大型コンプレッサーを2基搭載し、石炭燃焼ではなく圧縮空気を動力源にし全国で唯一動くD52として広く注目を集めた。復活直後から延伸を求める声があり、町は延伸に向けた調査を行ってきた。

線路はカーブ形に

 町によると22年度は、西側にある遊具を撤去、東側に複合型の遊具など新設、ゲートボール場の位置変更、D52がある場所と延伸予定エリアの高低差を解消する整地などを計画している。

 敷地の構造上の問題から、直線ではなくJR御殿場線方面にカーブを描く形を予定している。延伸距離関は通常のレールの長さは25メートルのため、敷地を最大限活用した場合には最長で30メートルが可能。しかしレールの加工費などがかかることから、今後検討していくとしている。

 湯川裕司町長は「日本で唯一動くデゴニ。延伸を実現し、長い距離を走る姿を多くの人に見せたい」と話した。

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