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足柄 社会

公開日:2022.08.20

小学生ら新東名の工事現場へ
3年ぶりの見学ツアー

 新型コロナ感染拡大の影響で実施が見送られていたNEXCO中日本のお仕事見学ツアー「ハイウェイみて!みて!ツアーズ」(足柄上郡会場)が8月4日、3年ぶりに開かれた。参加者は小学生とその保護者を対象に事前に募集し、今回は90人以上の応募の中から抽選で選ばれた約30人が参加した=写真。

 この日の内容は、新東名高速道路新秦野インターチェンジ(IC)―新御殿場IC間にある皆瀬川橋の工事現場と建設事業の様子をVRで体験できる松田事業PR館を見学。皆瀬川の工事現場では、車両をまるごと積載できる工事用ケーブルカーの「インクライン」でトンネルや橋脚の施工付近へ移動。およそ1Kmにも及ぶトンネルの様子やトンネル掘削の際に出た岩を運び出すコンベアなどを見学した。工事について担当者は「山岳地帯に橋脚やトンネルを構築するので、運搬や施工ポイントへのアクセスがとても大変で、工事のための工事が多数発生する。生産性向上や安全、工期短縮などあらゆることを考えながら工事を進めている」と説明した。

 小学生の孫と参加した男性は「利用者はできてから見ることがほとんど。そこにたどり着くまでの大変さの一端を知ることができた」と感心した様子だった。NEXCO中日本の福井修一さんは「沿線地域や皆さまに高速道路を身近に感じてもらえたら。地域の皆さまとの交流は工事をやる私たちにとって重要で今後も企画を考え、地域貢献にもつなげていきたい」と話した。

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