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公開日:2023.10.21

大井町在住高橋明日香さん
世界大会で納得の3位
少林寺拳法の組演武

  • 優良賞に輝いた高橋明日香さん(左)と山本望さん

 大井町役場に勤務する高橋明日香さん(29・同町在住)が10月7・8日に日本武道館で開催された少林寺拳法世界大会の組演武一般女子三段以上の部で第3位にあたる優良賞を受賞した。

 同大会は4年に1度開かれる。今回は世界24カ国の代表約3千人が参加した。高橋さんがエントリーしたのは、2人1組で技を自由に組み合わせて攻撃、受けを演じ、技術を競う組演武。

 日本武道館武道学園支部に所属する高橋さんは、同じく都内の道院に所属する山本望さんと7月に行われた都大会で優勝、10月7・8日開催の世界大会国内予選への出場を決めた。

 国内36組が2グループに分かれ参加した1次予選ではグループ首位通過。翌日の2次予選でも「これまでで1番良かった」という演武を見せ、2位で同日の世界大会本戦への出場権を得た。

 日本開催の世界大会を最後と決めていたといい「目標はもちろん世界一だったが、納得のいく演武ができた。悔いは無い」と振り返った。

 父親の影響で小学1年生から少林寺拳法を始めた。立教大学の少林寺拳法部では同部初の女性主将も務め、部を団体演武2位に導くなど活躍。卒業後も山本さんと競技を続け、2年連続で日本一に輝いたことも。

 今回の大会に向け3カ月前からほぼ毎日、役場退勤後に電車で都内の稽古場に向かい、終電間近で自宅に帰る日々を過ごした。高橋さんは「役場の同僚など理解・協力してくれた周りの方々に感謝の気持ちでいっぱい。精神的にも体力的にも1番つらいシーズンだったけど、楽しかったです」と語った。

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