6月に初の写真教室を開く南足柄市写真協会の会長を務める 小島 賢次さん 南足柄市和田河原在住 71歳
「作品」撮る楽しさ知って
○…協会は富士フイルムの写真部がルーツ。紹介による入会が主だったが「地域のカメラ愛好家と広くつながりたい」との思いから6月8日、写真教室を初開催することにした。まだ見ぬ出会いに心躍らせながら、準備を進める真っただ中。当日は花をモチーフに写真の面白さを伝えられる内容を企画中。「初心者から中級者まで参加してほしい」とにこやか。
○…かつては撮影会として県外に赴くこともあったが、コロナ禍を経て、協会の活動エリアはもっぱら県西地域が中心に。振り返れば、これを機に地元への愛着が一層深まった。今では知っているようで知らない魅力を再発見する面白さに魅せられている。お気に入りは南足柄の地蔵堂。特に朝焼けに映える紅葉の季節が好きだと話す。
○…小田原で生まれ育ち、高校卒業後に父の勤めていた富士フイルムに入社、長く新製品の立ち上げ事業に携わってきた。30代の時に「作るだけでなく使ってみよう」と好奇心に誘われカメラを購入し、赤富士の写真を社内コンクールに出したところ入賞。「こだわったわけではない写真が他人から評価され、そのズレが面白かった」。以来、歴は40年。技術を身につけてもなお、しばしばあらわれる「ズレ」が写真の魅力の一つとも感じている。
○…協会は2003年に発足し、メンバーは16人ほど。5年前に会長に就任した。最近はデジタル一眼レフだけでなく、スマートフォンやウェアラブルカメラなど、イメージを写真に落とし込むためのチョイスが多種多様に変化している。自身も負けじとスマホならではの撮り方を研究しスキルアップに励んでいる。「カメラ離れということでもないんでしょうね。撮影した作品を楽しむのは同じですから」
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