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足柄 社会

公開日:2025.07.12

大井町
小学生が消防団員に
地域防災活動に参加

 小学生が約半年間にわたり消防団と活動する「大井町消防団 小学生団員」事業で、辞令交付式が7月6日に大井町役場で行われた=写真。

 担い手不足に悩む消防団活動への理解を広げること、子どものうちから消防や防災について身近に感じてもらうことを目的に、同町で2022年度から実施されている。今年度は大井小学校、上大井小学校の4・5年生を対象に募集し、11人が集まった。

 この日は児童9人が出席。活動服となる法被を内田数馬団長が一人ひとりに着せ、小田眞一町長が辞令を手渡すと、子どもたちは覚えたての敬礼で応えていた。

 内田団長は「住民のみなさんの安全・安心を守るために点検や広報活動を中心に行っている」と消防団活動を説明。「今回の経験を家族や友だちに話して、活動を広めて」と呼び掛けた。また小田町長は「力を合わせて大井町を守るという気持ちで楽しみながら学んでほしい」と激励した。

 消防に興味があり参加したという長井聖心(せいん)さん(大井小4年)は「全部の活動を頑張りたい」と意気込んだ。小学生消防団員は今後、放水訓練や火災警戒の広報活動等に参加していく予定。

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