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公開日:2025.07.19

職員試験の応募増に期待
松田、開成で初インターン

 職員の応募者数が減少傾向にあり、採用に苦労する中、松田町と開成町は今年度初めて、役場の仕事を体験する「インターンシップ」実習生の受入れを行っている。

 学生の就業意識の向上と町政に対する理解を深めてもらうため、今年度初めて松田町と開成町で行われている「インターンシップ」。同制度を実施した背景には、職員採用試験受験者数の減少がある。各町とも特にここ1〜2年は、その傾向が高まっている。開成町の担当者は「民間企業と比較した給与水準や、自治体でも町より市、市より県など大きなところを目指す傾向がある」と分析する。

 インターシップは、松田町は5月に5部署で募集を行い若干名の応募があった。町担当者は「良い人材を確保するためにも、少しでも受験者数の増加につながれば」と期待する。

 一方、開成町は昨年、「役場の仕事や雰囲気を見学できないか」との問い合わせがあったことから、1日で役場全体を体験できるスケジュールで7月4日から22日まで募集を実施。16日時点で3人の応募があった。「実際に勤務となってから、思い描いた仕事と相違が少しでもないようにしてもらいたい」と話す。

 松田町と開成町とも、想定した定員には届かず、採用試験受験者数とともに厳しい形となった。両町とも「初年度なので手探りの状態」としつつ、来年度も実施予定で、実習生の意見を聞きながらより良い方法を模索していく意向だ。

 他の市町では、南足柄市はインターシップの募集は行っていないが、高校などから直接依頼があった場合、職務内容に応じた職場体験を実施。大井町、山北町はこれまでは行われていない。

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