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足柄 トップニュース社会

公開日:2025.09.20

南足柄市
北足柄地区で実証運行
バス空白時間帯に小型車で

  • 南足柄小と中学校の児童生徒が利用する「学校前」バス停

 南足柄市は関本〜地蔵堂、関本〜内山行きのバス路線で10月6日(月)から12月27日(土)、実証運行を行う。期間の利用実態を踏まえ、市は住民のニーズに合わせた運行方法について検討していく考え。

 同地区を走る2つの路線は、南足柄小学校と中学校に通学する児童・生徒の利用があるほか、地蔵堂を起点としてハイキング客らが使っている路線でもある。市は2021年以降、バスを運行する箱根登山バス(株)から運転士不足等を理由に路線退出の申し出を受けていたが、減便と赤字補填で運行が継続されてきた。

 運行は継続されたものの、これまで1時間に1本運行していた路線バスが減便されたことで、登下校や夕方を除く一部の時間帯では運行が途切れ、住民の日常の移動手段が確保できない状況が発生していた。市は早急な代替交通手段の確保が必要と判断し、今回の実証運行となった。

 実証運行は9人乗りのワゴン車で行う。期間中は現状の路線バスに加えて、路線バスが走っていない時間帯に小型車を走らせ、全ての時間帯で利用状況を調査していく。市の担当者は「住民の方に支障のない移動をしてもうためにも、まずは利用状況を詳細に把握し、公共交通サービスの維持向上につなげていきたい」と話している。

 市は9月21日(日)に南足柄地区と矢倉沢、内山地区、22日(月)に地蔵堂地区の住民を対象に説明会を行う。予約は不要で対象地区以外の人も参加できる。説明会では、実証運行事業の概要や運行ダイヤ、乗車運賃などについて説明する。

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