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公開日:2026.01.10

登山道目印に「小人の妖精」
町民らが丸太で制作

  • 共和モリン(左下)と吉田洋子さん(右)、知世さん

 山北町の大野山ハイキングコースで北欧に伝わる小人の妖精をモチーフにした丸太の置物「共和モリン」が昨年から登山者のルート確認の目印として置かれている。町内在住の吉田洋子さんと娘の知世さんが始めた取り組み。制作には町民や登山者も加わっている。

 大野山を何度か訪れる中で、町民の温かさに触れた2人は8年前に同町へ移住し、木工教室などを開催している。共和モリンは「森林」をもじって知世さんが名付けた。間伐材の丸太を活用し帽子や顔を書くのが特徴。

 同地区では3年ほど前から、道標やトイレの場所が分からず住民に尋ねる登山者が増えていた。状況を知った吉田親子が町の助成金を活用し2年前から制作を始めた。

 制作当初は仲間と数人で行っていたが、取り組みを知った町民が絵付けや、設置作業を手伝うようになったほか、地域団体が体験イベントを開いて登山者が参加する機会も生まれるなど、協力の輪が広がっている。

 出来上がった作品は、昨年の山開きに合わせてハイキングコースや県立つぶらの公園などに置き始め、現在は約100メートル間隔で200体を設置。登山者がルートを確認するための目印となっているほか、個性あふれる動物やキャラクターの絵柄を撮影してSNSに投稿する人もいるなど、登山の楽しみの一つになっているという。

 洋子さんは「共和モリンを目当てに山を訪れる人が増えれば」と期待する。一方で、山北町が水源地域であることから、間伐など森の手入れの大切さを知ってもらうきっかけにもしたいとして、「水源の森を守る活動として伝えられる取り組みになれば」と話した。

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