戻る

足柄 人物風土記

公開日:2026.02.07

寄ロウバイまつりの実行委員長を務める
大舘 秀孝さん
松田町寄在住 82歳

  • 大舘 秀孝さん (写真1)

寄を愛してやまない

 ○…松田町で2月15日まで開かれている「寄ロウバイまつり」。日本最大級の規模とされる園内には2万本超の木があり、冬の里山を黄色く染めている。自身は園を管理する「宇津茂ロウバイ部会」の一員で、昨年から実行委員長を務める。2012年に始まり、今では全国各地から観光客が訪れるまでになった。「こんなに人が増えるとは思わなかった。うれしいですね」と感慨深げ。

 ○…2005年、まちおこしのために苗を植樹したのが寄ロウバイ園の始まりだ。たまたま観光で訪れた群馬県安中市の「ろうばいの郷」や埼玉県長瀞町の「宝登山ロウバイ園」の景観に心奪われた。「こんな美しい景色を地元でも見ることができたらいい」。荒廃していく農地を何とかしたい思いが行動へと変わるきっかけだった。今では、例年2万人前後が訪れる人気スポットになったことに自身が一番驚いている。

 ○…高校卒業後、足柄茶を栽培する家業に入った。シカやイノシシなど野生鳥獣による農作物被害の防止のために20歳の時に狩猟免許を取得した。しかし、被害に悩む現場とは裏腹に、周囲の理解を得るには時間がかかった。「昔は道楽者と呼ばれることも。少しずつ、ようやく」と。40代前半で民宿「ログキャビンしおや」を創業。宿にはジビエ目当ての客などが集う。「命を頂いている以上、粗末にしない。食べ切ることが供養だと思って提供している」と顔を引き締める。

 ○…会期中は、花を見に来た人の足が会場周辺にも伸び、食事処やカフェ、体験スポットなど、寄地区全体のPRにもつながっている。「イベントをきっかけにこの町、この地区に興味をもってもらえたら」。愛する地元の魅力を語り出したら、止まらない。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

足柄 人物風土記の新着記事

足柄 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS