箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年3月24日
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宮ノ下の温泉幼稚園が、月末に約66年の歴史を閉じる。70人近い園児で賑わった時代もあったが、昨年は6人、今年は3人と減っていた。1人は卒業し、2人は周辺の園に通う予定。
温泉幼稚園は昭和26年(1951年)5月に温泉小学校の校舎の一部を使って設立され、その後近くの高台の敷地に園舎を建設。9年前に小学校が統合されると校舎の一部に同園が移った。最後の園長となった橋本整和さん(62)は「さみしさもあるが、子ども同士での関わり合いも園児にとって大切」と話す。3人の園児同士は仲が良く地域に親しまれたが、少人数という事もありドッジボールやグループでのゲームがしづらい時もあった。閉園後の建物は児童養護施設の箱根恵明学園(小涌谷)に譲渡され、子どもたちの生活の場へと生まれ変わる。