秦野 社会
公開日:2011.11.24
秦野署が人質立てこもり訓練
「突入」の合図で被疑者確保
秦野警察署(石井孝署長)が11月21日、旧秦野市役所寿町第一分庁舎で人質立てこもり訓練を行った。県下でも珍しい訓練で、今月千葉県で発生した路線バス立てこもりの後に行われたものとしては初。
訓練には同署の地域課、刑事課、生活安全課から25人が参加した。「不審者がいる」と110番通報を受けて現場に訪れた警官が被疑者に職務質問したところ、近くにいた女性を連れ去り会社事務所の2階に立てこもったという想定だった。署から応援に駆けつけた警官らが盾や刺又を手に地上から詰め寄りながら被疑者を粘り強く説得。被疑者が人質から離れた隙をついて「突入」の声がかかり、3階に待機していた警官がロープで降下して被疑者の身柄を確保した。
石井署長は「今後も訓練を続け、初期対応に誤りのないよう力をつけていきたい」と話した。
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