秦野 文化
公開日:2012.03.10
市水道局
お客様センターを開設
検針・滞納整理を包括委託
秦野市水道局では4月2日(月)から、水道の窓口業務や検針、料金計算、滞納整理などを一括して行う秦野市水道局お客様センターを開設する。一連の水道料金業務を一つの民間業者に委託する包括委託業務の開始にあわせたもので、市水道局ではサービスの向上と未収金対策に力を入れる。
同センターは、市内曽屋の市水道局1階に開設される。年末年始と祝・休日を除く月曜から土曜日の午前8時30分から午後5時15分まで営業し、窓口が混雑する毎月の最終金曜日は午後8時まで営業する。
業務を行うのは、全国各地で水道業務の実績を持つ(株)日本ウォーターテックスと(株)日立システムズの共同事業体。5年契約で、未収金徴収率や課金ミスなどについて予め業務指標を設け、これをもとに毎年度業務評価を行い、3百万円を上限に契約額が増減する。新たな電算システムの導入により、初年度の契約料は1億5千万円から1億7千万円ほどになる見込みだ。
微収率の向上目指す
市水道局ではこれまで、水道料金業務のうち検針と滞納整理業務をそれぞれ別の民間会社に委託していた。しかし、情報の連携や業務連動が難しく、未収金の徴収率は「期待した実績は上がらなかった」という。今回の包括委託では、業者選定に「水道業務の豊富なノウハウを持つこと」に重点を置き、これまでの課題を解消し経費削減と未収金徴収率の飛躍的な向上を目指すという。
市水道局では「小田原市や横須賀市など、包括委託によって徴収率が向上したデータが多い。2010年からは給水停止などを含め未収金対策を強化しており、今後もサービスの向上と正しい徴収に尽力していきたい」と話している。
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