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秦野 人物風土記

公開日:2012.11.17

秦野商工会議所会頭に就任した
関野 義一さん
渋沢在住 75歳

真っ直ぐに 誠実に



 ○…「秦野はひとつ。市内には4つの駅があって、ともすれば商工業の取り組みが分散しがち。秦野を想う心をひとつに、商工業の活性化に尽くしたい」と意欲を見せる。自身は渋沢駅前の(株)関野建設で代表取締役。商工業の力を結集するために東海や鶴巻地区に自ら出向いて地域に熱意を伝えていく。



 ○…同社は創業108年。自身は3代目にあたる。材木業から始まった会社は、昭和40年から現在の建設業に。地元企業として、地域のために役に立ちたいという気持ちは人一倍強い。これまでにも、地域の人たちに防災グッズを配布するなど貢献活動を行ってきた。さらに東日本大震災の影響で秦野に避難してきた家族に、無償で住宅を提供した。社員には「建設業は建てたら終わりじゃない。アフターフォローが大切。そしてお世話になった人への恩は決して忘れてはいけない」と繰り返す。



 ○…夫人と2人の息子の4人家族。息子たちは同社に務め、後継者としてともに働く。夫人とはどこでも一緒の「おしどり夫婦」。趣味は2人で行く旅行とゴルフ。フランス、スペイン、ドイツ…、度々訪れる海外ではあえてツアーでなくフリーで訪ね歩く。駅員に身振り手振りで行き先を教える。「スリルがあるけどその方がずっと楽しい」と笑う。愛妻家らしく、社長室には夫人が描いた絵画が何枚も飾られている。



 ○…生粋の秦野っ子。「少しでも秦野が良くなったって感じてもらいたいんだ。そのためにいろんなことを頑張るよ」と頼もしい。重要な課題の一つととらえているのが秦野市商店会連合会と秦野市西商店会連合会の一本化。「任期中に何とか実現させたい」と、身を乗り出す。さらに「商工会議所として行政に対し、市内商工業者の育成支援を強く要望していく」を語気を強める。時に笑いながら、時に強い口調で眼光するどく話す姿から、親分肌の頼もしさが感じられた。

 

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