秦野・冬水たんぼの会会長の吉田嗣郎さんが、12月22日、千村の若竹の泉の近くで、ムツトゲイセキグモの越冬卵を発見した。このクモはナゲナワグモの一種で、吉田さんによれば「研究者でも一生に1回発見できるかどうか」と言われる程珍しいという。
発見した卵(卵のう)は、5個、冬枯れの木の枝先の葉が残っているところで見つかった。ムツトゲイセキグモは冬の強い風雨から卵を守るためおよそ8時間もかけて卵のうを作るのだという。中はやわらかい糸、外側は丈夫な糸で包み、外側は保護色になるよう茶色の糸にして突起をつける。親クモは卵のうに寄り添い、卵を守り、霜の降りる頃に、子グモの誕生を待たず、卵の傍らで生命を全うする。芽吹きの頃になると、卵のうの中から新たな命が誕生する。吉田さんは「この発見は千村の里が自然豊かな証拠。豊かな自然を皆で大切に守ることが大事」と話した。
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