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秦野 人物風土記

公開日:2015.01.24

全国大会で3位入賞した日大藤沢高校サッカー部で活躍する
小野寺 健也さん
平沢在住 17歳

高みを目指して

 ○…第93回全国高校サッカー選手権大会で、設立以来初の3位入賞を果たした日大藤沢サッカー部。個性豊かな選手が集まる藤色のユニフォームの中で一際背の高い背番号3番DFは、秦野出身の2年生だ。185センチメートルの長身を活かし、セットプレーではヘディングでゴールを狙う。レギュラーとして出場した今大会を振り返り「来年までに全国でも1対1で強さを発揮できる選手になりたい」と決意を語る。

 ○…平沢で生まれ育つ。両親と3歳年上の姉の4人家族。幼い頃から周りより背が高く、友達と外で遊ぶのが好きな明るい少年だった。サッカー少女だった姉の試合を両親と観に行くと、ボールを追いかける姿が楽しそうに見えた。野球好きの父は野球を教えてくれたが、「サッカーがしたい」と南小2年生のとき秦野本町サッカー少年団に入団。蹴球人生の扉を開けた。

 ○…南中学校ではサッカー部に所属。一般受験に備え学習塾へ通っていた3年生の夏、チャンスが訪れた。県の選抜大会で見せたヘディングが、県下でも強豪の日大藤沢高校サッカー部の監督の目に留まり、同校進学への切符を掴んだ。進学後同部に入ると、周りはJリーグなどのクラブチーム出身者ばかり。そんな中でもひたむきに練習を続け、2014年11月の選手権大会県予選では、ヘディングだけで自身初のハットトリックを達成し、得点王に。驚きつつも、チームの勝利へ貢献できたことを素直に喜んだ。「仲間の信頼を集められるような選手を目標に今後も頑張ります」。

 ○…通学は片道1時間20分。部活動の疲れで、電車内でうとうとしてしまうことも多い。「寝過ごしたときは、目が覚めた途端慌てると恥ずかしいから、いつも平静を装います」と愛らしい笑顔を見せる。家に帰って「ただいま」の次に言うことは決まって「ごはんなに?」。よく食べ、よく寝て、よく動く。母の手料理が元気の源だ。

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