市消防本部 雪用装備の導入めざす
2014年2月の大雪を教訓に、市消防本部警防対策課が雪用装備の導入を進めている。隊員が靴の底に装着できるスパイクやスノーシューなどを用意。また、救急搬送用のストレッチャーにスノーボードを装着した「ストレッチャーボード」を開発し導入を検討中だ。
開発に携わった同課の黒川友和さん(36)と木村修平さん(34)は、昨年12月から製作を開始。清掃事業所や職員から提供された不要なスノーボードを使い、黒川さんの実家の金属加工場で試行錯誤してきたという。
まずは製作実績のある北海道富良野署に教わり1枚のボードを取り付ける方法で製作。その後、秦野の新雪でもより沈みにくくバランスが取りやすいよう2枚のボードを使う方法を独自に開発した。傷病者の落下防止のため、ストレッチャーの高さを下げる工夫をしたほか、安定性などを比較・検討してきたという。「積雪時の遠距離搬送や隊員の負担軽減が目的。今後は雪山などで検証し改良して導入を目指していきたい」と木村さんは話す。
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