秦野市立北中学校(大塚敦校長・393人)で7月1日、職業観等を育むキャリア教育として「第1回生き方講演会」が行われた。講師を務めたのは、秦野市出身でプロボクシング元東洋太平洋バンタム級チャンピオンの新田渉世さんだ。
現在は川崎新田ボクシングジムの会長である新田さん。生い立ちから現在までに抱いた「プロボクサー」、「チャンピオン」、「人の夢を叶える」という3つの夢を生徒に講演した。
幼くして「人は何のために生まれてくるのか」という悩みを持っていた中、12歳で漫画「あしたのジョー」に感銘を受け、ボクサーになろうと決意。大学2年でプロになった時を振り返り、新田さんは「こうなりたいと思ったら人から何を言われても目標を信じ突き進んで」や、タイトル戦に負け悩んでいた時に浮かんだ「負けに負けないこと」という言葉など、経験から得た生の言葉を生徒に伝えた。
この日、同ジムの黒田雅之選手も出席し、講演後に模擬スパーリングを披露。生徒に体験者を募ると4人がすぐに手を挙げ、ミット打ちをした。中にはボクシング教室に通う生徒もおり新田さんが驚く程の動きを見せ会場は盛り上がった。
生徒は「『負けに負けるな』が印象的。今までは苦しいと逃げていたが、新田さんの話を聞き想いが変わった。今後はしっかりと向き合い、未来を変えていこうと思った」などと話した。
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