戻る

秦野 社会

公開日:2016.03.31

おおね台団地
桜の咲くまち
分譲時代の名残

  • 桜が咲き始めたおおね台団地のさくら通り(3月29日 撮影)

 秦野市北矢名にある「おおね台団地」には、かつて1戸に1本、桜の樹が植えられていた。団地中央に位置するさくら通りでは3月29日、咲き始めた桜が通る人の目を楽しませていた。

 同団地は市内初の大型分譲・建売住宅として1969年に完成。売り出し時から1区画に1本と公園、道路沿いに桜が植えられていたという。時代の流れと共に、落ち葉が多いことや、虫が付くことなど様々な事情で、多くの家で庭の桜は伐採されていった。

 1970年から団地内に住む山本博信さん(79)宅には、庭の道路に面した所に桜が残る。東京への通勤、子どもたちの巣立ち…45年、家族を見守り続けてきた桜だ。山本さんは「落ち葉の季節には隣の家に迷惑をかけないようにしないといけないけれど、春に道ゆく人が喜んでくれるのは嬉しいですね」と話す。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

秦野 ローカルニュースの新着記事

秦野 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS