秦野市菩提峠・丹沢表尾根付近で活動するハンググライダー・パラグライダー同好会、丹沢スカイクラブ(佐藤恵三会長・70人)が、市内の初心者等を対象に、パイロットと一緒に飛ぶ「タンデムフライト」の体験会を定期的に開いている。
山の斜面を駆け下りて離陸し、上昇気流を利用して標高約1千mへ。会員の中野信行さん(埼玉県・61)は「上昇気流の中心に入ると、エレベーターのようにがんっと上がるんですよ」と魅力を語る。
同クラブは、丹沢の良質な上昇気流に魅了された県外の人々を中心に30年前に発足。佐藤会長は「地元の理解があってこそ」と感謝を述べる。会員は体験会のほか、山道の整備等も行っているという。
地権者として同クラブを応援してきた杉崎正二さん(菩提・74)は、知人などを体験会に誘い、会員と地元を繋いでいる。「何十年も前から、ここは『飛ぶまち』。文化と言ってもいい。市外から来た人が、農作物を買ってくれれば地域の活性化にもなる」と話す。
4月16日の体験会には3人が参加した。そのひとり、山崎孝寛さん(44)は「とにかく楽しかった。日頃趣味で走る所も、上から見るとまた違った景色に見えた」と感動を語った。
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