秦野版 掲載号:2017年1月21日号 エリアトップへ

中学時代からの日記を収めた著書「夢半ば」全4巻を出版した 小野 光子さん 平沢在住 77歳

掲載号:2017年1月21日号

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夢を信じ、堂々と

 ○…2年ほど前、実家で見つけた中学時代の日記。自分が付けてきた日記の全てを読み終わったとき「世界を一周した気持ちになった」という。周囲の反対もあったが、一人の女性の歴史として残したいと書籍化を決めた。保健師としてキャリアを積みながら3人を子育てした様子も綴られており「子育て中の働くお母さん達にも読んでもらえたら」と微笑む。

 ○…栃木県の山間の農家に兄弟姉妹9人の五女として生まれた。14歳までに両親が他界、中学生で始めた日記は心の拠り所だった。「人の役に立つ仕事に就き経済的に自立する」という目標を胸に、貧しさに負けず勉学に励んだ。

 ○…高校卒業後、看護学院に進学。夏休み、生活費を稼ぐため御殿場にある病院の婦人科でアルバイトをした。近くに進駐軍の駐屯地がある事などから、人工妊娠中絶の希望者が多く、手術に何度も立ち会った。「妊娠しない方法が広まれば悲劇は起きない」。保健師として避妊指導を進める事を決意し、卒業後は神奈川県職員に。家族計画や乳幼児の健康相談、結核や精神病の患者の家庭訪問を続け、地域の人々の声に耳を傾けた。「生きる望みを届ける。やりがいのある仕事でした」と静かに語る。

 ○…小田原保健福祉事務所勤務時代、隣接する児童相談所の男性と結婚し秦野へ。義母の協力も得ながら育児と仕事に全力投球した当時を振り返り「子育ては時間じゃない。母の背中を見せること」という。厳しい目で語るのは世の女性への期待。「今は恵まれた時代。もっと堂々と生きて欲しい。女こそ働かなければ」

 ○…上司から研究報告書を直された事を機に、文章の勉強になればと秦野の文学同人会「風恋洞」に参加。小説の面白さに魅了され、今も執筆活動を続ける。ラブロマンスが好きで、夢は著書の映画・ドラマ化だ。「朝ドラで私の日記を取り上げてくれないかしら」と無邪気な笑顔を見せた。

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