秦野 社会
公開日:2020.03.27
サワガニの里
カエルが大量に産卵
野生のスミレも開花
サワガニの里(秦野市千村871十王堂憩の家そばに入口あり)で、アマガエルとヒキガエルが大量に産卵を行った。新型コロナウイルス感染症拡大防止による休校を受け多くの親子連れが遊びに訪れており、興味深げに卵を観察していた。
サワガニの里は、「人が入らなくなり荒れてしまった里山を甦らせたい」という思いから、小野薫さんが耕作放棄地を使い3年前に整備した場所。自然の地形を活かしたまま遊具などを手作りし、維持管理している。
今回の産卵について小野さんは「ヒキガエルだけで50匹確認しているので、それが産んだのでは。こんなにたくさん見たのは初めて」と話す。最近では子どもや親子連れだけでなく、ハイカーや高齢者、幼稚園・保育園単位など来園者も増え、活動の広がりを実感している。
園内では自生する約1万株のスミレが咲き始めているほか、桜やレンゲ、ヤマブキ、つつじもこれからの季節咲き始めるという。「今はホタルや紅葉に力を入れている。人が入ることで里山を保つことができるのでぜひ遊びに来て欲しい」と、小野さんは話した。
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