本町中学校(小山田幸弘校長)で9月17日、「いじめ防止講演会」が行われた。当日は2年生約240人が参加。講師は秦野警察署(竹田茂署長)生活安全課の警察署員が務めた。
講演は「考えよう やっていいこと 悪いこと」と題し、いじめは被害者はもちろん、加害者も後から傷つき苦しむと説明。肩パン(肩をパンチすること)を例に挙げ「やった人は”いじり”のつもりでも、暴力だと感じる人もいる。同じことをされてもどのくらい嫌かは人それぞれ。自分は平気、ではなく相手が嫌がっているかどうか考えることが大切」と話した。生徒らは自分がされて嫌なこと、友達がいじめられていたらどういう態度を取るかなどをワークシートに書き出し、相手の気持ちを考え、行動することの大切さを学んでいた。
そのほか、講演会では低年齢化しているインターネットでのトラブルや事件についても説明。9月上旬に発生したオンラインゲームを通じた横浜市内での女児誘拐事件に触れ「ネットに関わる危険が増えている。怖い思いをしたら保護者や先生にすぐ相談してほしい」と注意を呼びかけた。また、「SNSやメール、チャットなど、今自分がやっていることは大丈夫なのか、行動する前に1秒でいいから立ち止まって考えてみる。それがネットトラブルを防ぐ方法」と話した。
講演後、生徒は「間違った行動をしたら謝れる人間になりたい。自分もスマホも持っているので、今後は聞いたことを頭の隅に置いて使います」と感想を述べた。
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