秦野 社会
公開日:2022.01.07
福祉作文で最優秀・優秀
県コンクールで入賞
第44回神奈川県福祉作文コンクールの入賞者が決まり、秦野市から飯塚恵奈さん(西中1年)が中学生の部最優秀賞(県教育長賞)を、笠原由衣さん(本町中2年)が優秀賞を獲得した。小中学生を対象に、県内185校から5666編の応募があった中からの受賞。2人は12月11日に横浜で行われた表彰式に出席。その後21日に秦野市役所を訪れ、佐藤直樹教育長に受賞を報告した。
飯塚さんの作文タイトルは「相手を思う気持ち」。自閉症の兄との付き合い方を通じて感じたことを書いた。飯塚さんは作文で「兄といて困ったことや大変だと思うことが今までたくさんありましたが、兄は集中力や記憶力が良く、暗記が得意など素晴らしい所もたくさんあります」と述べている。その上で友だちや他人との付き合い方に触れ「『自分が言われて嫌なことを言わない』という当たり前のことを一人一人が心がければ、自閉症であるなしに関係なく、みんなが気持ちよく過ごせる」とまとめた。
受賞に対し、飯塚さんは「相手の気持ちを考えて接することを心掛けている。作文で賞をもらったのは初めてなのでびっくりした。夏休みに一生懸命書いて良かった」と喜びを語った。
一方、作文に「髪の毛の寄付」とタイトルをつけた笠原さんが扱ったテーマはヘアドネーションについて。病気で髪を失った子どもがつける医療用ウィッグのために髪を寄付する活動のことで、笠原さんは小6の時に美容室で知ったという。その時は覚悟が決まらなかったが、忘れかけていた時に読んだ本をきっかけに決意し、昨年5月に髪を寄付。作文では自身の体験を記し「ここまで伸ばすのは大変でした」としながらも「その先に子どもたちの笑顔があるのだと思います。(中略)この活動を一人でも多くの人に知ってもらえたら」とまとめた。
笠原さんは「髪が生えるという当たり前のことに感謝をしたい。賞をとれてよかった」と笑顔で話した。
2人の福祉作文の全文は秦野市社会福祉協議会のホームページから読むことができる。
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