秦野の春告げる”山開き”
４月15日・16日　秦野丹沢まつり

山伏による先導で集中登山する大倉隊（写真は以前）

　秦野に春の訪れを告げる「第67回秦野丹沢まつり」が４月15日（土）・16日（日）に行われる。

　かつて山での遭難者慰霊祭を中心に行われ、現在は登山者の安全を祈るとともに表丹沢を広くＰＲし地域の賑わいを創出することを目的に行われている秦野丹沢まつり。以前は関東圏で最も早い山開きを告げる催しとしても知られていた。今年は４年ぶりに様々な催しが予定されている。

　開催場所は「山」会場である県立秦野戸川公園と「里」の会場である市立西中学校の２カ所。15日は、秦野戸川公園パークセンター周辺にアウトドアブランド体験ブースと模擬店が出店する。体験ブースは缶バッジづくりや外遊び商品体験会などが行われるほか、綱渡りとトランポリンを組み合わせた「スラックライン」にも挑戦できる（参加無料）。

　16日は同公園を会場に、メインイベントとなる山開き式（午前８時〜）と「集中登山ＴＡＮＺＡＷＡ！」（８時半〜）を開催。和太鼓やアルプホルンの演奏のほか、式では本格的な丹沢登山の幕開けと登山者の安全を祈願し、山伏による山門開門、塔ノ岳山頂をめざす集中登山へと続く。同公園から出発する「大倉隊」には登山ユーチューバーのかほさんが参加。ヤビツ峠から出発する「ヤビツ隊」にはプロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんも参加する。また、山開きを記念し、集中登山参加者には先着１０００人に「山開き記念ピンバッジ」を配布予定。このほか、アウトドア体験や宝探し大会など様々な催しが行われる。

　西中会場ではステージやショー、ミニアトラクション、模擬店などを実施。12時10分からの丹沢まつりステージには「Ｒ１ぐらんぷり２０１５」優勝のじゅんいちダビッドソンが登場（観覧無料）。午後１時からは、西小から渋沢駅周辺と西中をめぐる「山開きパレード」。多彩な音楽隊による演奏や、秦野市レクリエーション協会による「秦野音頭流し踊り」などが披露される。

　16日は渋沢駅北口から公園までの無料シャトルバスも運行。詳細は「丹沢まつり」で検索。