秦野 社会
公開日:2023.06.16
ホタルに「方言」!?
くずはの家 高橋所長
秦野や中井のゲンジボタルには「方言」がある―。
例年、ホタルの飛翔が確認される中井町の厳島湿生公園。「中井のホタルは光り方が違う」という噂を聞き、その真相を自然観察施設「くずはの家」(秦野市曽屋)の高橋孝洋所長に聞いた。
高橋所長によると、秦野や中井のホタルは「方言」とも呼べる光り方の特徴があるという。
ゲンジボタルは日本の固有種。発光することでコミュニケーションをとるといい、岐阜県あたりを境に、2秒間隔で光る西日本タイプと、4秒間隔で光る東日本タイプとに分かれる。
秦野などで見られるホタルは東日本タイプに分類されるが、光の間隔は約2倍の「7〜8秒」。発光パターンが突然変異し、地域個体差として広がったと考えられる。高橋所長は「観察する際はストップウォッチを持って光る時間を計ってみて」と話していた。
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