秦野 文化
公開日:2024.01.01
出雲大社相模分祠
今年の干支「辰」を石像に
彫刻家・西巻一彦氏が奉納
石を素材にした彫刻家・西巻一彦さん(64)が手掛けた干支の作品が、今年も出雲大社相模分祠(草山清和分祠長・宮司、秦野市平沢1221)に奉納され、参拝者らを楽しませている。
毎年制作続け11作品目
石の彫刻作品の制作に取り組んでいる西巻さん。干支の作品は2013年から手掛け、毎年、同神社に奉納されている。西巻さんは11年に血液のがんである悪性リンパ腫に罹患。そのことを知った同神社の草山宮司が「一年にひとつずつ干支の彫刻を作って、必ず十二支を完成させて欲しい」と依頼し、同神社への奉納が始まった。
21年に病気が再発したという西巻さん。定期健診を受けつつ食生活を見直し、免疫力を高めて創作活動を続けている。今年の干支の「辰」は11作品目。昨年夏ごろ、作品のデザインやサイズが決まり、9月中旬から制作を始めて12月上旬に完成した。
「赤ちゃんから成人まで幅広い年代の参拝者が訪れる場所なので、多くの方たちに親しみを持っていただけるようにデザインしました。毎年、作品を楽しみにしていただけるのがうれしい」と西巻さんは話す。
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