秦野 経済
公開日:2024.01.05
「秦野の電子地域通貨」探る
懇話会で活発な意見交換
秦野市役所本庁舎会議室で昨年12月20日、「令和5年度第2回秦野市電子地域通貨事業推進懇話会」が開催された。
秦野商工会議所や金融機関、市内各団体から選出された委員19人で構成される同懇話会。岐阜県高山市の「さるぼぼコイン」や、平塚市の「スターライトマネー」のような電子地域通貨が「どうしたら秦野市に合った形で導入・普及ができるか」を議論し、様々な立場の人たちから意見や助言を求めるため昨年度から実施されている。
今回の懇話会では、秦野市のこれまでの動きを振り返ったほか、他自治体での電子決済の普及状況などについて触れたあと、新たに策定された「秦野市電子地域通貨事業基本計画(案)」の説明も行われた。
質疑応答の時間では自治会関係者から「プレミアム電子商品券が少し使いづらかったがもう少し改善できないか」、商業関係者からは「既存のスタンプカードとの連携はできるのか」、子育て関係者からは「学校での集金が電子地域通貨でできればユーザー増につながるのでは」などの意見が活発に寄せられた。
市ではこれらの意見も踏まえた上で、1月17日から2月16日まで市民からパブリックコメントを募集し、3月に基本計画の完成を予定している。
電子地域通貨事業は、国の交付金を活用し行う取り組み。2024年から27年までを計画期間とし、今年5月に受託事業者決定、6月から事業周知や事業者説明会を行い、冬頃の導入を目指し進められている。
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