秦野 教育
公開日:2025.07.24
2校に熱中症対策システム
活動可否判断、教員負担減へ
グラウンドと体育館に設置したセンサーによって暑さ指数(WBGT)を自動計測し、パソコンなどから遠隔で確認できる熱中症予防対策システムが、市内2校に試験導入された。7月10日から10月末までの約4カ月間、渋沢小学校と東中学校に設置し効果を検証していく。
近年、猛暑が長期化し、教育現場でも熱中症リスクが高まっている。秦野市教育委員会は、(株)ニフコ(横須賀市)が開発したシステム導入により、暑さ指数を容易に把握して活動実施の判断、教職員の負担軽減につなげたい考えだ。
渋沢小では、10日からグラウンドと体育館の2カ所に暑さ指数を測るセンサーを設置。計測された暑さ指数は、パソコンやタブレットにリアルタイムで表示される。教員たちは体育の授業や休み時間の前に暑さ指数をチェックし、その指数が危険の目安となる「31以上」を超えている場合は屋外や体育館での活動を中止する。
同校では以前まで、別の計測器をグラウンドなどに設置し、教員が現場に直接確認に行っていたが、新システムは教室にいながら指数を把握できる。平井健一校長は「教員が教室を離れて計測器まで往復する必要がなくなり、より子どもたちに目を向けることができ、教育に専念できる」と期待を寄せる。
市教委は、2校の試験導入の結果を踏まえ、来夏に市内各校へ設置するかどうかを検討する。
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