7月1日に平塚市で行われた詩吟神風流神奈川県総連合主催の吟詠コンクール大会で、秦野市立野台在住の森本正弘(吟号・正風)さん(76)が5段・6段対象の部門で優勝し、2019年1月に開催される全国大会への出場権を獲得した。また、森本さんと同じく秦野カルチャーセンター受講生の戸倉春風さん(65)、高橋弘風さん(72)、渡辺美風さん(74)はそれぞれ入賞した。
森本さんは、2012年に詩吟を始め、翌年には初段・2段対象の部門で優勝。その後も3段・4段対象の部門、5段・6段の部門でそれぞれ準優勝している。今大会では、初段・2段の部門で優勝した際と同様に、題目は「題壁(へきにだいす)」を選んだ。森本さんは「男らしい歌なので、力強く歌うことを意識した」と振り返り、前回優勝時から夢だった全国大会への切符を手にして「素直に嬉しい」と顔をほころばせた。全国大会でも上位を目指し、今後も練習を重ねると意気込む。
同センターで講師を務め、詩吟神風流吟晨(ぎんしん)会会長の橘川神右(しんゆう)さん(77)は「それぞれ皆良かった。参加者全員が賞をとり、指導者として喜びに堪えない」と話した。
詩吟を継承したいと、今年の9月には「子供の詩吟」クラスの開講を予定しているという。
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