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港北区版 公開:2015年3月5日 エリアトップへ

新綱島駅周辺地区 再開発 本格始動へ 区画整理設計にも予算

社会

公開:2015年3月5日

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新駅整備工事の現場
新駅整備工事の現場

 相鉄本線と東急東横線の直通線(注)新設によって、綱島街道東側に整備される新綱島駅(仮称)。先ごろ、発表された横浜市都市整備局の2015年度予算概要の中で、新綱島駅周辺地区の土地区画整理事業・市街地再開発事業に向けた準備に予算が計上され、道路拡幅や区民文化センター設置などが掲げられている。

 局によると計上された予算は主に区画整理を行う上での設計等に充てられ、再開発計画を施行する新綱島駅前地区再開発準備組合への助成金も含まれているという。

 土地区画整理事業では、新駅周辺を囲む綱島街道などの道路拡幅や駅前広場の整備などが行われる。地下駅として、すでに工事中の新綱島駅の地上部にバスターミナルを含む駅前広場を整備、地下空間を利用して約1000台規模の駐輪場を設けることも検討している。現在は3つのバスが経由する東急東横線綱島駅バスターミナルを、整備後は綱島駅側には主に東急バス、新綱島駅側には主に川崎鶴見臨港バス、市営バスと分けることで混雑緩和を目指す。土地区画される全体面積は約2・7haある。

 市街地再開発事業では、新駅南側の一部(約0・5ha)に区民文化センターが入る再開発ビルの設立を検討している。区民文化センターとは地域に根差した文化施設。市内18区中10区では設置されており、港北区内でも住民から設置を求める声が以前からあがっていた。このほか、商業施設、都市型住宅も入所予定となっている。

 局は「区画整理事業と再開発事業が一体的に実施されることになると市内初。現在予算審議中であるが、引き続き、地域や地元議員団の方々にも支援をいただきながら事業化を目指していきたい」と話している。

区民文化センター整備へ

相鉄・東急直通線契機に

 綱島地区では、1983年に綱島駅東口再開発協議会が発足され、商店街が立ち並ぶ駅西口周辺と同様に、東口周辺の賑わいも目指していたが、再開発事業化へのきっかけがつかめずにいた。今回相鉄・東急直通線事業による新綱島駅の新設が契機となり、事業化への動きが加速。昨年5月には同会が綱島駅東口周辺再整備連絡協議会として改組され、新たに新綱島駅周辺地区街づくり準備会、新綱島駅前地区再開発準備会、綱島駅東口駅前地区再開発準備会の3つの組織が発足、事業の具体化に向けて検討を始めている。

 また、昨年12月には、港北区連合町内会(和泉利政会長)と綱島地区連合自治会(大谷宗弘会長)が、新駅周辺の街づくりに合わせて区民文化センター設置を求める要望書を、林文子横浜市長あてに提出している。大谷会長は「綱島を文化が溢れる街にしていきたい。そのための核となる施設として区民文化センターの設置を以前から求めてきた」と話している。
 

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