世界クラスのテニスプレイヤー育成を目的に、有望若手選手を支援している盛田正明テニス・ファンド(MMTF)。錦織圭選手らも輩出したMMTFから奨学留学生として選ばれ、現在アメリカで厳しい練習を重ねているのが青葉区出身の大橋麗美華(れみか)さん(14)だ。
昨年から「クラブメッドアカデミー」=フロリダ州=で指導を受けている大橋さん。各国の有望選手がしのぎを削る同アカデミーでの練習が自信となり、今年は5カ国で行われたITF(国際テニス連盟)ジュニアのトーナメントに参戦。出場大会のグレードも上がっているほか、2月にはUSTAジュニア女子シングルスで優勝するなどキャリアを重ねている。ITFジュニア世界ランキングも上昇しており、18歳以下が対象にも関わらず549位(7月25日時点)。2003年生まれの日本人選手の中で最高位を維持している。
6月末から約1カ月間、現地の学校が休みとなる期間を利用して帰国したが、その間も所属している荏原湘南スポーツセンター=藤沢市=に通い、大人のプロ選手を相手に練習していたという。身長154cmの大橋さんだが、海外の同世代女子には180cmを超える選手もいるといい、「体格や筋肉の強さでは負けてしまう。気持ちで負けないようにしたい」と話す。
当面の目標は10月に大阪で行われる世界スーパージュニア大会への出場。まずは8月にトバゴとセントビンセントで行われるITFジュニアのトーナメントに照準を合わせている。「今まで自分がやってきたことを試合でも出せるように、強い気持ちで自分のテニスをしたい」と語っている。
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