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金沢区・磯子区 スポーツ

公開日:2014.09.11

「10年後の活躍を」
2社が少年サッカー応援

  • 基礎練習を徹底する

 平日の夕暮れ時、鳥浜グラウンドでサッカーの練習を行う小中学生の子どもたち。一部のメンバーは少年サッカーに珍しく、スポンサー名入りのユニホームを身に着けている。

 彼らは「L・F・C」というサッカークラブの生徒。コーチの檄が飛ぶなか、約20人の生徒は基礎練習に余念がない。その姿に目線をやり、「将来活躍するために、今しかできない基礎練習をさせないと」と話すのは、同クラブ代表の小林寛さん(41)だ。

 小林さんの考え方に共感した太郎組(富岡西)と七輪炭火焼肉えん家(新杉田町)が、同クラブのスポンサーとなった。それ以降、両者の企業ロゴをユニホームに印刷している。

 「10年後に本当の力をつけるために、今日の”負け”をこらえることも大事」と小林さん。少年サッカーにおいて、相手にボールを取られにくい「パス回し」は勝つための常とう手段。一方、同クラブは「失敗してもいいからできるだけボールキープする」という教え方をする。運動神経系は11歳くらいまでにできあがる。だからこそ、目先の勝ちにこだわりすぎるのではなく、ボールをキープしつづける意識や、基礎的な技術の習得を徹底するのだという。

 「例えば10年後にサッカーを仕事にしたいという子どもは、なんとか応援したい」と話すのは、太郎組代表の今村太郎さん(46)だ。「他の大人や会社の名前を背負ってプレーするプロの感覚を、子どものうちに知って欲しい」と思いを明かす。

 「サッカーだけで食べていく人はほとんどいないのが実情。ただし子どもが本気であれば応援し、大人だからわかるヒントをあげたい」と小林さんは話した。

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