県政報告 一般質問に登壇 神奈川県議会議員 あらい絹世
平成28年度第3回定例会が開会していますが、9月20日の本会議で一般質問に登壇し、提言を含め7つの質問を行いました。
〇「若い世代のがん患者への生殖医療について」
あらい―若い世代のがん患者に対するがん治療においては、放射線治療や化学療法などが治療内容によっては性腺機能不全や早期閉経、また子宮・卵巣・精巣など生殖臓器の喪失により、将来子供を持つ事が困難になる事、いわゆる「妊孕性の消失」などを引き起こすこととにもなりかねない。このように苦しまれる若いがん患者を少しでも減らしていくには、がん治療の内容とともに、将来の妊娠・出産に与える影響や生殖医療の利用に関して、患者側に十分に情報提供がなされ、医療側も適切に対応できる体制を整えていくことが必要であると考えるが、若い世代のがん患者への生殖医療について、どのように考えているのか。
知事―がん治療の妊娠・出産への影響と拠点病院や県指定病院のがん相談支援センターで相談が受けられることを「がんサポートハンドブック」へ明記し、がん患者への周知を進める。更に、来年予定している「県がん対策推進計画」の改定に向け、若い世代のがん患者への生殖医療について検討を進める。
〇「美術館・博物館を活用した観光施策について」
あらい―県内には200以上の美術館や博物館が存在するが美術館・博物館の情報を国内外の観光客が周遊ツアーを検討する上で参考となる情報を発信すべきと考える。今後、美術館・博物館を観光資源として活用した本県の観光振興の取組について、見解を伺う。
知事―今後、外国人観光客を対象に旅行業者と連携して1000件のツアーを企画する際に、演劇と美術館をセットで鑑賞するツアーを検討する。また、県立の美術館・博物館を改めてPRし鉄道事業者等が企画する周遊券等に組み入れてもらうよう積極的に働きかけるとともに、民間の美術館・博物館についても周遊券等に組み入れてもらうよう要請していく。
その他○「仕事と介護の両立について」○「女性の健康支援について」○「スポーツ科学の普及について」○「大岡川水系における航行ルールについて」○「家庭における子供への睡眠の教育について」
確かな学力の向上1月26日号 |
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神奈川県予算に対する要望1月12日号 |
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