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生活習慣病が心配な方へ コレットマーレ医療モール「みなとみらいケンズクリニック」 ピロリ菌と胃ガンの関係性 取材協力/みなとみらいケンズクリニック 柳川健院長
Q・52歳女性です。先日検診でピロリ菌がいると言われました。胃にピロリ菌がいると胃ガンになりやすいと聞き心配です。
A・ピロリ菌は約30年前に発見された細菌で正式には「ヘリコバクター・ピロリ」と呼びます。人間の胃に生息し慢性胃炎を引き起こし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、そして胃ガンの原因となることが分かっています。
ピロリ菌は井戸水等を飲む事が原因で幼少期に感染すると言われています。最近の日本では、汚い水を飲む事がほとんどないため、親から子への食べ物の口移し等で感染すると考えられます。現在、日本では約半数の人がピロリ菌を持っており、年齢が上の方ほど感染率が高いです。
胃ガン患者の90%以上が陽性と出ることから、ピロリ菌が胃ガンの発症に深く関わっている事は間違いありません。しかし大切な事は、感染者のほとんどは胃ガンにならないと言う事です。菌を持っていない人と比較すれば感染者の方が胃ガンになりやすいですが、その多くは一生涯胃ガンになる事なく過ごせます。
もう一度繰り返しますが、ピロリ菌感染している人のほとんどが胃ガンになりません。
ではご相談頂いた52歳の女性の場合、ピロリ菌の除菌はどうすれば良いでしょう。平均寿命まで35年近くありますので、やはり除菌療法をした方が良いと思います。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の発症率も下がり、胃ガンになる確率も下がると考えられるからです。
ピロリ菌がいる事を過度に恐れる事はありませんが、胃の状態や他の病気との関係、年齢等を総合的に考えたうえで除菌療法をするかどうかを決めた方が良いと思います。まずは消化器内科(胃腸科)の専門医にご相談下さい。
医療法人社団健生会 みなとみらいケンズクリニック
〒231-8331横浜市中区桜木町1-1-7 TOCみなとみらい3階
TEL:045-651-2588
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