区内在住のピアノ講師・中嶋恵美子さん(40)が、個人で東日本大震災の被災3県の子どもらに電子ピアノなどを送る仲介役として活動中だ。昨年5月から開始し、これまでに計91台を支援。被災地に音楽の輪を広げている。
中嶋さんが支援しているのは、岩手・宮城・福島のピアノ教室などに通う先生や生徒たち。中古電子ピアノの支援者を募集し、被災地の希望者とマッチングする活動に加え、支援金を募り被災した楽器店からピアノを購入し届けるという支援を行っている。
震災当初から、「何かしなくては」と活動を続けていた中嶋さん。知り合いとともに楽譜支援をしていた伝手で岩手県のピアノ講師から「楽器はやっていないか」と問合わせがあった。
「個人でどこまでできるか不安だった」と悩みながらも、「ブログやツイッターで宣伝しながらならできるかも」と活動を開始。ネットのつながりから著名人も共鳴し、支援者が広がった。被災地のピアノ教室のネットワークで希望者も増え、現在、楽器提供のマッチングで67台、支援金による購入は24台にまで上る。
中嶋さんは「何かやりたいという方が多く、機会を与えてくれて有り難いと感謝される。それが私も有り難い」と話す。支援は今後も要請がなくなるまで続けるつもりだ。
募集している楽器は、動作確認済みの中古電子ピアノ(88鍵)。分解の上、梱包し配送費(3千円〜5千円)を負担できる方のみ可能。支援金は一口1千円単位。代金(6万5千円)が貯まり次第、購入し希望者に届けられる。いずれも連絡・問合せは、中嶋さん【メール】emikopiano@terra.dti.ne.jp迄。詳細は【URL】http://musestown.livedoor.biz/参照。
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