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公開日:2025.12.25
こあらっこはうすル・ソレイユ
消防団協力事業所に認定
職員7人が団員として活動
矢向の認可保育園「こあらっこはうす ル・ソレイユ」がこのほど、横浜市から「横浜市消防団協力事業所」の認定を受けた。区内では13カ所目の認定で、保育関係からの認定は初となる。同園施設長の竹内幸恵さんは「災害発生時に子どもたちを守り、地域のためにも役に立つことが出来れば」と語った。
消防団協力事業所は、消防団活動に積極的に協力する事業所や団体を認定するもの。複数の従業員が消防団に入団、災害時等に事業所の資機材を消防団に提供するなどの基準のどれかに該当することが条件になる。同園は7人の職員が今夏に消防団に入団したことで、条件を満たした。
区内での消防団協力事業所認定は13カ所目。これまで福祉施設などでの認定はあったが、保育関係での認定は初となる。
職員たちが消防団に入団したきっかけは、今春に消防署の定期点検を受けた際に団の案内を受けたこと。「お子さんたちを預かる立場として、私たちも防災の知識を学ぶべき」と詳しい説明を聞くことにした竹内さん。最初は竹内さん1人で話を聞こうとしたところ、多くの職員が説明会への参加に手を挙げた。
そこで団の活動内容を聞き、防災意識の向上にも役立つとして7人の職員が入団を決意。矢向・江ケ崎地域を担当する「第九分団」に所属して活動することになった。
入団後は、実際にホースを扱う放水研修や団の夜の見回り活動にも参加。職員間で研修内容を共有し、その知識を保育園の防災対策や園児たちの避難対策にも役立てているという。鶴見消防署の阿部英弥署長は「地域の防災活動に関心を持っていただき大変ありがたい。保育の経験、知識が豊富な皆さんなので、災害時の避難所での子どもたちへの対応なども考えると非常に心強い」と感謝を語った。
保育の知識活用へ
園児を守るために毎月1回、避難訓練を行っている同園。近隣の保育園や小学校とも日頃から関係を築いていて、今後は消防団で得た知識を共有していきたいとしている。竹内さんは「災害への対応で絶対という正解はないが、最善の策は取れる。難しい判断が必要になる場合も想定されるので、保育士としての知識も災害時に活用できるよう、日頃から意識していきたい」と語った。
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