「孤独死防げ」三田で実態調査 11.8%が「近所付き合いなし」 13日に報告会
全国で社会問題となっている高齢者の孤独死や孤立化を防ごうと、多摩区三田地区のNPO法人や明治大学の研究グループが同地区で実態調査を行った。あさって13日(日)に報告会を開き、安心して暮らせるまちづくりについて参加者とともに考える。
調査を実施したのは三田地域調査研究会。三田に事務所を構えるNPO法人秋桜舎コスモスの家(渡辺ひろみ理事長)や明治大学理工学部建築学科園田研究室(園田眞理子教授)、近隣住民、行政関係者らで構成する。
同NPO法人によると、三田地区内で一昨年から少なくても3件以上、高齢者の孤独死が確認されたという。社会問題化する高齢者の孤独死や孤立化が身近に起きたことをきっかけに研究会を立ち上げた。
今回の調査は西三田団地や民間大規模マンション、戸建て住宅など約5300世帯ある三田小学校区が対象。近所関係の有無や住まいに関する不安などをアンケート形式で調べた。昨年8月から9月にかけて1332件の回答を得た。
住まい方や近所関係に関する結果をみると、「一人暮らし」が17・7%、「夫婦のみ」が30・5%で約5割が家族構成が少なく、孤立化の可能性が高いことがわかった。近所付き合いについては、「ほとんど付き合いがない」と11・8%が答え、「お盆や年末年始を一人で過ごす」と答えた人が9・2%の122人だった。「友人・親戚・家族と普段付き合いがない」と答えた人が8人いることもわかた。
孤独を解消するための地域活動への参加意欲についても調べた。「既に関わっている」「ぜひ関わりたい」「関わってもよい」「少しなら関わってもよい」を合わせた前向きに考えている人は全体の75・6%だった。「関わりたくない」と答えた13・8%を大きく上回り、参加意欲が高いことも分かった。
こうした調査結果をまちづくりに生かそうと、同研究会ではあさって13日(日)、生田中学校特別創作活動センター(生田駅から徒歩10分)で報告会を開く。参加費は昼食(カレー)代込みで300円。3テーマに分かれた意見交換の場もある。園田教授と大阪千代田短期大学の山本敏貢副学長がまとめ役。時間は午前10時30分から午後3時30分まで。
問合せは同NPO法人事務局長の本田和隆さん(【電話】044・932・2425)まで。
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4月19日